【圧迫骨折 腰が痛い時に、行ってはいけない病院は?】

医療
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【尻もちをついて、腰が痛くなった時は、この病院にはいかないで!】

転んだり、運動中に転倒して尻もちをついたりして痛みがあるとき

行ってはいけない病院があります

もし、間違ってこんな病院へ行ったら

骨折を見逃されたり、打撲などという診断しかしてもらえないかもしれません。

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【診断できなければ、治療がしてもらえない】

もし、ちゃんとした診断をしてもらえないと

当然ながら、必要な治療をしてもらえないということになります。

当たり前のことですね。

だから、言いますが・・・・

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【整形外科の受診がベストです】

近くの病院で診てもらおう・・・と思ったあなた。

その病院って、内科? 外科? 診療科目はどうなってますか?

この場合は、整形外科の病院を受診するのが正解です。

病院の先生なら、大概のことはわかるだろうと思ったあなた。

あなたの考えは、間違ってます。

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【微細な骨折をレントゲンで見つけるのは、医者によっては難しい】

内科・外科系の先生方は、骨のレントゲン写真を見慣れていません。

っていうか、微細な骨折を見つけられる先生(特に内科)は、多くないと思います。(自身の経験上)

私たち診療放射線技師がいうのだから本当です。

もちろん、ボッキリ折れた骨なんて、医者でなくても、素人でもわかります。

小さな骨折でも、見逃せば治療が遅れ

痛みや、後遺症に苦しむことになるかもしれません

とくに、小さなクリニックであれば

レントゲンなんて正確にとれてるのかどうかさえわかりません。

すべてのクリニックがそうであるとはいえませんが

私たち、プロの放射線技師であっても

医者の手術の上手い・下手があるがごとく、レントゲン撮影の上手・下手があります

患者さんにはわからないでしょうけど

たまにいる、下手くそな技師に撮影された患者さんは気の毒です。

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【背骨の骨折でも、腰に痛みが出る事もある】

人間の背骨は図のようにS字カーブを描いています

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垂直方向に負荷がかかった場合(尻もち等)に、より強く力が集中して痛めやすい部分(矢印)があります。

背骨が圧迫骨折していても、痛みはそれより下の方に出やすいために

腰のレントゲンだけとって

「異常なし、単なる打撲でしょう」となる場合があります

本人は、腰が痛いと言って受診してきますので

腰のレントゲンだけとって、異常なければそれで終わりとなりますよね

しかし、整形外科医はちゃんとわかっています。

「背骨の骨折でも、腰に痛みが出る事もある」という事を

ちゃんと、診察後に

背骨から腰骨のレントゲンをとって、診てくれます

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【尻もちついてすぐには圧迫骨折がわからない場合がある】

圧迫骨折でも、程度が軽い場合には

椎体(骨)の形が保たれていて、骨折がわからない場合があります

しかし、骨折がある場合には、数日経過すると必ず椎体のつぶれが見られてきます

整形外科では、こういうことは承知済みなので

痛みが引かなかったり、強くなってくるようであれば

1週間後の再受診・再度のレントゲンで必ず確認します

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しかし、最初の受診が整形外科以外の場合には

「骨はどうもなっていないね。湿布と、痛み止めでも飲んでください」で終わる事が多いんです。

その後に、しばらくしても痛みが増したり、続いたりして

1ヶ月もたって、我慢できずに他の病院に行って(その頃には圧迫骨折が進行しているので、レントゲンですぐわかる)

レントゲンをとって、「圧迫骨折があります」と知らされるはめになります。

受診した患者さんは

「やっぱり骨折してましたか?痛いはずだよ」

と、自分で納得しておわりです・・・・。

こんなパターンが非常に多いと思います。

この場合には、治療が遅れて

骨の潰れによる痛みに苦しむことが考えられます

こんな場合には、最新の圧迫骨折の治療法の適応になる可能性が高いです

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【圧迫骨折の最新の治療方法】

治療方法ですが、骨折した背骨の中で風船を膨らませセメントの注入場所を確保し

非常に粘度の高いセメントを注入する手術方法です

この手術方法は、血管へのセメント漏出などの合併症がとても少なくて、手術直後から劇的に痛みが改善します。

骨折をセメントで固めて治すので、手術直後より痛みがぴたっと治ります。

この手術の効果は絶大です。

しかし、すべての圧迫骨折に対してこの手術ができるわけではありません。

急性期の圧迫骨折や背骨が大きくつぶれて扁平化してしまっている場合や

つぶれた骨が神経を圧迫している場合は手術適応になりません。

また、手術直後より痛みは改善しますが骨粗鬆症の背骨は治ったわけではありませんし、他の椎体の圧迫骨折をいかに防ぐかが今後の課題です。

以前は、自費で高額な自己負担でしたが

平成24年の保険診療改正により「経皮的椎体形成術」として正式な手術として保険適応が認められました。

手術方法のアニメーション動画です
音声が出ますので、ご注意ください

NORTH TEXAS SPINE AND SPORT より転載

KYPHON Ballon Kyphoplasty

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